マスターの山ある記
     わが人生に悔いなし

 
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[ ●写真集4平成27年~31年 ]
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●2010年
 
平成22年  5月 1日(土)〜2日(日)
霧訪山(1305m)〜大芝山(1210m)登山と南信州の花旅
同行者 お袋、東、叔母さんの友人
 
<1日目>
山ノ神自然園〜たまらずの池〜霧訪山〜たきあらしの峰〜大芝山〜洞ノ峰〜山ノ神自然園・野ッ原〜ホテル山王閣(泊)
 
霧訪山は360度の眺望と花の多い里山として人気が高く、頂上には絶滅危惧種に指定された翁草があり地域の人が大切に保存している。
自然園の林道沿いは日当たりが良くなく、4月の寒さもあってかヤマブキはまだ咲いてない。たまらずの池から山中でもスミレは思いのほか少ないが「翁草は見頃だよ」と下山してきた登山者。頂上に着き一目散に花見、そして冠雪のアルプスを眺めての昼食。
洞ノ峰からの登山道は倒木で荒れているらしく大芝山コースに向かったのは地元の人・2組だけのようだ。心配だが予定通り周回コースへ、たきあらしの峰から大芝山付近にはカタクリ、ヤマエンゴサク、キバナノアマナ等がちらほら咲いていた。下山後、園内にある野ッ原に寄りニリンソウの群落を見る。
 
【たまらずの池】 【霧訪山山頂】
【おきな草】 【タチツボスミレ】
 
<2日目>
諏訪市・ホテル山王閣〜小沢の花公園(芝桜)〜光前寺〜泉龍院〜月川温泉・花桃の里
 
光前寺では、しだれ桜、スイセンの花が残る。泉龍院の三色藤はまだ三分咲きでこれから。昼食で立ち寄った昼神温泉のそば屋の庭に4〜5株の翁草が咲いていた「な〜んだ。こんな所にも……」。満腹になり今回のメイン、月川へ……叔母さん達の歓声が上がった。川沿いは赤、白、ピンクと花桃が満開!
 
【光前寺】 【しだれ桜】
【スイセン畑】 【泉龍院・三色フジ】
【赤、白、ピンクの競演】 【月川の花桃】
 
平成22年  7月 3日(土)
焼岳・北峰(2393m)登山
同行者 村田、永井、影山
 
平湯からタクシーで新中ノ湯コース登山口に行く。ぬかるんだ登山道に雨がいつ降ってもおかしくない日で、虫がやたら多く目鼻に入り苦労する。
ブナ林からダケカンバを抜けると、V字に崩壊した底に雪渓が残る下堀沢。この沢に沿って大小の石ころとイワカガミ、ツガザクラが点在する斜面を登る。尾根にでるが火口湖はガスで見えない。硫黄臭の漂う北峰の頂に着くと雨がポツポツ降り出し、昼食は小屋までおあづけ。後はハシゴもある長〜い下りで上高地の帝国ホテルに降り立つ。平湯までバス利用もあるが、朝のタクシーの運ちゃん、愉快な人で「帰りも、よろしく」と名刺を貰っていた。名は川上哲治。20分待ちで迎えに来た。
 
【下堀沢の上部】 【溶岩ドームをトラバース】
【焼岳・北峰山頂】 【早々と下山する】
【長いハシゴの下り】 【帝国ホテル前】
 
平成22年  7月17日(土)〜20日(火)
北アルプス奥座敷へ・単独登山
 
<1日目>
折立〜太郎平小屋〜カベッケが原〜薬師沢小屋(泊)
 
週間予報は晴れマークが続き梅雨明けも近そう。計画してた雲ノ平から黒部源流への周回コースを決意する。有峰林道・小口川線で折立に向かい(小見線は通行止)7時22分、登山スタート。この道は二度目で快調に高度を上げ、荷揚げのヘリが往来する下、草原に続く石畳、木道は楽にさえ感じ4時間余りで太郎平小屋に着いた。ここから薬師沢に下る。
先行する二人、滋賀と千葉から来た単独と言う。三人での同行になり、笹原広がるカベッケが原で千葉の人が、しゃがみ込み写真を撮りだす。「何ですか?」「ムシトリスミレです」湿地で見られる食虫植物。今回見たかった花の一つだ。紫色の花をつけ、葉はしっかり虫を捕らえていた。高さ10センチほどで見落とし通り過ぎたが同行したおかげ。
 
【薬師沢の清流で休憩】 【カベッケが原・同行した登山者】
 
<2日目>
薬師沢小屋〜アラスカ庭園〜奥日本庭園〜雲ノ平山荘〜スイス庭園〜祖父岳(2825m)〜岩苔乗越〜水晶小屋(泊)
 
吊橋で黒部川を渡り、足元が滑りやすい樹林帯の急登を行く。雲ノ平の一角に出ると傾斜が緩み、木道歩きとなりアラスカ庭園・薬師岳の眺めがよい奥日本庭園と進んだ。祖母岳との分岐を過ぎればほどなく雲ノ平山荘(改装中で8月10日オープン)。迎えてくれたのは2組のライチョウ親子だった。高天原に行く滋賀の人とは、ここで別れテント場への分岐で大休憩。薬師岳、そして黒部五郎岳の奥に白山……どこも残雪が多く山々がきれいだ。スイス庭園に寄った後、雪渓を横切り祖父岳分岐へ。千葉の人(三俣山荘に向かう)とも別れ、山頂で昼食。鷲羽、槍、穂高連峰など一望でき、のんびり。
岩苔乗越へ下るとハクサンイチゲの群落。夏の青空にこの花の白がじつに冴え、バックの山と重なり絵ハガキの中にいるかのよう錯覚に陥る。登り返しワリモ北分岐からは花崗岩の白い山、野口五郎岳を見つつ、1時過ぎ水晶小屋に到着。水晶岳往復する余裕はあるが、まだ暑く雪渓歩きで腕が真っ赤。顔、首もヒリヒリし明朝、登ることにしてビールの代りにカップラーメンをすすり黒部湖、白馬を眺める。いつの間にか槍の左に富士山まで見え、高台に立てば360度、ずらりと名峰が並び、北アルプスの最奥を実感した。
 
【雲ノ平の木道歩き】 【奥日本庭園】
【ライチョウ親子】 【テント場分岐の雪渓で涼む】
【スイス庭園より水晶岳】 【スイス庭園と薬師岳】
【祖父岳からの雄大な薬師岳】 【残雪模様】
【お花畑と水晶岳】 【鷲羽岳と槍ヶ岳】
【白い野口五郎岳】 【タカネツメクサ】
【赤牛岳】 【暮れゆく山稜】
【夕日】 【雲迫る槍ヶ岳】
 
<3日目>
水晶小屋〜水晶岳(2986m)〜水晶小屋〜ワリモ岳(2888m)〜鷲羽岳(2924m)〜三俣山荘〜三俣峠〜三俣蓮華岳(2841m)〜黒部五郎小舎(泊)
 
色丹草を探すが分からず、水晶のカケラが散らばる岩稜をたどると山頂だ。小屋に戻り、日焼け対策で長袖、タオルをかぶり5時40分過ぎに出発。ワリモ、鷲羽岳と越えた時、熱気のある風が吹く。3000m近い場所だが暑く、ガレ場の登山道を急降下し山荘で、のどを潤し濡れタオルで顔、腕を冷やす。まだ9時半だが日差しが強く食堂に入り朝昼食、兼ねてラーメンを頼んだ(水晶小屋では素泊まり)。
雪上歩きから三俣峠に向かうと登山道でライチョウが砂浴び中。2m弱まで近寄りカメラに収め、じっと待つ。三俣蓮華岳を越えると「クックックッ」またライチョウだ。ヒナの一羽、なかなか段差を上がれず、ここでも立ち往生。
左に大きく曲がって樹林帯の中に入り、石のゴロゴロした坂を下ると黒部五郎小舎の屋根が見えてきた。割り当てられた部屋はライチョウ。4回見て4人、となりで寝る埼玉からの登山客、姓は尾山で数年前、尾山神社に寄ったと言う。縁があったらと店の屋号を教えた。
 
【夜明けの富士】 【水晶岳山頂より】
【黒部源流】 【黒部五郎岳と白山】
【鷲羽岳山頂】 【鷲羽池】
【三俣山荘】 【砂浴びするライチョウ】
【またもライチョウ】 【黒部五郎小舎へ】
 
<4日目>
黒部五郎小舎〜黒部五郎岳(2840m)〜中俣乗越〜赤木岳(2622m)〜北ノ俣岳(2661m)〜太郎平小屋〜折立
 
今日は20キロの長丁場、4時45分に小屋を出た。灌木帯を緩やかに登って行くとカールに入り周囲は大小の岩、雪解け水が流れる。憧れてた場所、期待を裏切らない美しさだった。つづら折りの急登から黒部五郎ノ肩に着き、ザックをデポし山頂往復。
ザレた道、ペンキ印を辿り降りた後は緩やかにアップダウンが続き赤木岳。山頂は登山道を僅かに外れるがワリモ岳同様、大きな岩を越えると踏み跡があり、ここには小さな祠が建つ。
北ノ俣岳には10時と予定より1時間以上はやく、ここまで口にしたのはナッツだけ(黒部五郎小舎も素泊まり)。ミカンとスナック菓子で腹ごしらえし、一気に太郎山を駆け抜け小屋で冷たいスポーツドリンクをがぶ飲み。ここまで踏破した山、8座。ムシトリスミレも見れ、何より最高の景色を得た。折立に着き「十三重の塔」で手を合わせ無事帰れたことを感謝。暑さに苦しまされ顔、首、腕はボロボロだが身も心も一皮むけた山旅になった。
 
【目覚めるカール】 【黒部五郎岳カールの雪解け】
【赤木岳へ延びる登山道】 【ハクサンイチゲ】
 
平成22年 9月4日(土)
立山(雄山3003m〜大汝山3015m〜富士の折立2999m)〜真砂山(2861m)〜別山(2880m)登山
同行者 寺賀
 
ケーブルカー、高原バスと乗り継ぎ、室堂は8時過ぎ出発するが先行する団体グループは147名だ。雄山山頂付近では大渋滞。大汝山・休憩所で抜き去り富士の折立を越え、真砂山に着いた。2時間程あった時間の余裕も乏しい。ここから室堂への近道もあるが寺賀さんの「大丈夫です」の返事で別山へ……。剱岳のダイナミックな眺めを満喫、越えてきた立山三山を振り返ると感慨深い。
剱御前小舎は2時10分過ぎに到着。5時の最終便までには何とか間に合うだろう。缶ジュースを買ったついでに聞くと「2時間から遅い人では3時間かかります」と売店のおねえさん。寺賀さんを先行させ、ノドを潤したあとは雷鳥坂を急ぎ足で下る。携帯の時計ばかり見てたが付近はナナカマドの実が真っ赤。紅葉時は素晴らしいだろう。テント場で休憩後、地獄谷の有毒ガスが疲れた体にきつい。ミクリガ池への石段を登り、室堂は4時40分の臨時バスに乗れた。
 
【室堂平を一望】 【黒部湖】
【富士ノ折立】 【立山三山】
【ダイナミックな剱岳】 【ミクリガ池】
 
平成22年 10月 9日(土)〜11日(月・祝)
谷川岳(1977m)単独登山
 
<1日目>
金沢東IC〜水上IC〜道の駅・みなかみ町水紀行館(車中泊)
 
雨の中、みなかみ町は夕6時過ぎに着く。明日の予報も良くなく登山出来るか心配で目が覚めるたびに外の様子をうかがう。
 
<2日目>
土合口〜(ロープウェイ)〜天神平〜熊穴沢避難小屋〜肩ノ小屋〜トマの耳(1963m)〜オキの耳(1977m)
土合口〜マチガ沢出合〜一ノ倉沢出合
土合口〜宝川温泉〜道の駅・信越さかえ(車中泊)
 
明け方には雨も上がり始発のロープウェイに乗った(予定の西黒尾根は使わず天神尾根往復にする)。
天神平から紅葉は見頃で避難小屋を過ぎれば見晴らしも良く斜面は笹の緑、草の黄葉と2枚の絨毯を敷いたようクッキリ分かれる。眼下に見る山間に雲がたなびき雨上がりの空気がすがすがしい。
オキの耳から往路を戻りマチガ沢で遅めの昼食。一ノ倉沢では切り立った衝立岩がきれいに紅葉していた(岩の割れ目に僅かな土があり、そこから植物が生える)。
時間の余裕もあり、日本一の敷地の広い混浴露天風呂がある宝川温泉に向かう。お湯に入ってしまえば、さほど違和感なく、これが自然に思えてきた。サッパリし三国峠を越え信越さかえで車中泊。
 
【山間の雲】 【天神尾根の紅葉】
【笹の絨毯】 【オキの耳】
【雲まとう山稜】 【一ノ倉沢】
 
<3日目>
信越さかえ〜奥志賀〜芳ヶ平(よしがだいら)〜信州中野IC
 
栄村から志賀高原への標識に従うが行けども山道(502号線)実に56.4キロもあった。
ようやく白根レストハウスに着き、草津白根山の中腹に広がる芳ヶ平を散策……。
一面の岩原(ヒュッテ付近は笹原)に点々と草木が赤、黄と染まる。ヒュッテから芳ヶ平周遊歩道は湿原に草紅葉だ。
 
【芳ヶ平へ】 【中央右・ヒュッテ】
【紅葉の散歩道】 【秋景】
【緑地に赤の水玉模様】 【周遊歩道より】
 
平成22年 10月16日(土)
能登・穴水へキノコ狩り
同行者 山コー、まっちゃん、ななちゃん
 
今年は市場に地物のキノコが沢山、並んでいる。山コー、バーベキュー仲間を連れ期待に胸ふくらませ能登道路をひた走る。
山に入り、程なく「これがイッポンシメジや」「これは何ですか?」「コッサ。鍋に入れたらおいしいよ」「こっちのは食べれますか?」……。女性陣も次々に見つけ大喜び! その後ホンノメリ、ホウキタケなど例年になく種類も豊富だ。気が付けばリュック、腰かごは満杯でゴミ袋を取り出しての収穫になり皆、大満足。
 
平成22年 10月23日(土)
白山スーパー林道〜白川郷合掌村〜ひるがの高原〜分水嶺公園〜永平寺
同行者 お袋、山本
 
【白川郷合掌村】 【コキア色づく】
 
平成22年 11月 3日(水・祝)
中山道宿場町巡り
同行者 お袋、上田、東
 
奈良井宿〜木曽福島宿〜妻籠宿〜馬籠宿
 
平湯付近の山は紅葉した木々に新雪が積もり、雲間からの陽光でキラキラ輝き美しい。
県道26号線沿いも見頃でゆっくりと南下し、先ずは奈良井宿に入った。約1キロの長い宿場通り、ひとつ、ふたつと土産を選んで行く。東叔母さんが立ち寄った店では天然の木の実や花で作ったアクセサリーが並び(日本全国で3軒しか販売してないとか)女性は喜びそう。自然の物は趣(おもむき)があり僕まで思わず見入った。
道の駅で昼食後、木曽福島宿から妻籠宿を散策し栗きんとんに抹茶で一服。馬籠宿では坂道をドンドン下り大きな水車の前から恵那山を眺め、折り返し20分待ちで買った「栗ふく」を食べ、夕暮れの中津川へと向かい帰路に着いた。
 
【奈良井宿】 【木曽福島宿】
【妻籠宿】 【馬籠宿】
 
平成22年 11月27日(土)
湖南三山・紅葉巡り
同行者 お袋、上田、東
 
常楽寺〜長寿寺〜善水寺
 
【常楽寺】 【常楽寺】
【長寿寺】 【長寿寺】
 
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