マスターの山ある記
     わが人生に悔いなし

 
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[ 【登山歴・中期】 ]
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[ 【登山歴・後期】 ]
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[ ●俳句集 ]
 
[ ●写真集1平成20年~23年 ]
[ ●写真集2平成24年~27年 ]
[ ●写真集3東北北海道 ]
[ ●写真集4平成27年~31年 ]
[ ●写真集5令和 元年~ ]
 

 
●2011年
 
平成23年  4月29日(金・祝)
白馬・安曇野と陸郷山桜の里
同行者 お袋、上田、東
 
四十九院のこぶし〜陸郷〜大王わさび農場〜飯森ざぜん草園〜北小谷(オクチョウジ桜)
 
<四十九院のこぶし>
 
白馬村に春を告げる花、水田に映る姿も美しく人気の撮影スポット。
 
<陸郷・山桜の里>
 
「西の吉野、東の陸郷」とまで呼ばれるようになった夢の郷と桜仙峡を歩く。
小鳥が桜の実をついばみ増やした山桜が一面に広がる。
 
   
 
   
 
<大王わさび農場>
 
 
<北小谷村のオクチョウジ桜>
 
村指定天然記念物
落葉性低木で主幹らしいものはなく、下から何本もの小枝を張り出す。
 
 
平成23年  5月 3日(火・祝)
山菜採り(湯涌〜大平沢)
同行者 山コー、ななちゃん
 
 
平成23年  5月14日(土)
山菜採り(駒帰〜菱池〜角間)
同行者 お袋
 
イラクサ、山ウド、アマドコロ等の収穫。
昼メシに寄った菱池脇ではコシアブラの大木の折れた枝が積み重ねられてあり、ここだけで一山あるいた分ぐらい採れる。木の生命力、山の恵みに感謝。
 
平成23年  5月28日(土)
浅間高原シャクナゲ園へ
同行者 お袋、上田、東
 
上田菅平IC〜浅間高原シャクナゲ園〜軽井沢町植物園〜海野宿〜上田菅平IC
 
開園以来の大豊作。大型台風が近づき雨の予報だが強行した。調べた道順、ゴルフ場を右に進むが案内板は途中からなくなり広大なキャベツ畑で迷う。幸い同方向のカーナビ付の車に先導してもらい無事到着。霧の中にたたずむシャクナゲの花、花、花……満開の海で息を呑んだ「わあー、目の届かん先にもある〜」。
心配した天候も何とか持ち堪えてくれ土産店では、おいしい干し柿、花豆の甘納豆が並ぶ。昼は売り子が経営してるというイタリアンレストランへと洒落込み腹いっぱい、胸いっぱい……来た甲斐があった。
 
   
     
 
平成23年  6月11日(土)
八間山(1934m)登山
同行者 お袋、上田、東
 
須坂長野東IC〜鳥居峠〜長野原〜野反湖・八間山〜渋峠〜渋湯田中温泉〜信州中野IC
 
小雨の降ったり止んだりの中、野反峠休憩舎に着くと霧で風も強い。車中での食事になる。時計は12時を回り、シラネアオイ見物だけでもと身支度すると霧が引き始め、天候はみるみる回復「ヨシ、しゆっぱぁ〜つ!」。
登山口から10分程の西麓の斜面に薄紫色の可憐なシラネアオイが咲き誇る。地元・六合村(くにむら)の中生徒らが保護増殖活動を続けており今では7万8千株にもなる。日本固有種(1属1種)の花でもあり大切にしていきたい。別グループのおばさん「もったいないから、もう一周しよっ」来る者の目を楽しませ学生の努力が実を結んだひとコマだった。僕らは分岐に戻り、足元のイワカガミ、スミレを見ながら山頂へ……。
下山は北側の道にとる。新緑の中に時折、目にするムラサキヤシオが鮮やか。キャンプ場の登山口に降りると舗装路になり休憩舎まで4キロ。お袋達には湖畔の遊歩道(最初の分岐を国道に出てもらう)、僕は国道を急ぎ車を取りに行く。
 
   
   
   
   
平成23年  7月 2日(土)〜3日(日)
破風岳(1999m)と根子岳(2207m)〜四阿山(2354m)単独登山
 
<1日目>
つつじハウス〜あずまや〜大平〜破風高原〜土鍋山分岐〜破風岳〜作業道〜つつじハウス〜菅平湿原〜ダボス地区(車中泊)
 
東叔母さん、海外旅行から数日前に帰ったばかりでお疲れの様子、お袋らも行かない。ツツジだけなら中止にしたが会いたい人≠ェいる。一人で出かけることにした。
出発は深夜、あらいハイウェイオアシスで仮眠をとる。早朝、須坂から高原へ登る長く狭い林道は慎重に車を走らせた。ガランとした駐車場にツツジ終わりの案内板。食事を済ませ、歩く作業道には誰も居ず、しおれ茶褐色になったレンゲツツジ。あずまやを越えたあたり、ようやく少しは見れるようになってきた。
大平にある分岐点を右にとり、土鍋山の方へ。笹が刈られた登山道にツマトリソウが多く、さらに緩斜面を進むと「ん? もしかして……いたっ」白く清楚な姿、小さな花をそっと持ち上げ唇弁を観察すると基部に「W」の形の模様があり葉は長楕円形、高さ10cmほど。純白の花嫁<Iノエランだった。「きれいだ」心の中でつぶやき、登り着いた山頂でもひとりぼっち……ガスの切れ間に毛無峠。
下山後、あとひとつ見たい花・カラフトイバラ(北海道・本州では長野、群馬の一部に分布)を探しに菅平湿原へ寄る。ぐるり一周して時計を見れば12時ちょっと前。高原の喫茶でコーヒーをと国道に出たら湿原のより立派なピンクのカラフトイバラが咲いていた。あちこち回ったあげく菅平プリンスホテルの風呂に入り、ロビーでゆっくりさせて貰う。まだ外は明るく長い一日になりそうだ。
 
   
   
   
アザミ ツマトリソウ オノエラン
アカモノ マイズルソウ ベニサラサドウダン
イワカガミ ゴゼンタチバナ ハナニガナ
 
【菅平湿原】 【カラフトイバラ】
 
<2日目>
菅平牧場登山口〜根子岳〜大すき間〜四阿山〜中四阿〜小四阿〜菅平牧場登山口
 
空一面、どんよりした雲。登山6時と決め、しばらく車中でくつろぐ。根子岳へは牧場を直登、ここもレンゲツツジが多く白樺が似合う。他にも花の百名山らしくハクサンチドリ、スズラン、アズマギク、ベニバナイチヤクソウ、シラタマノキ……登山道を飾る。途中、追い越し行った単独の登山者2人は早々と下山してきた。ガスかかる山頂に眺望なく風が少し出てくる。登山届けは四阿山への周回コースだが急な計画だったので書き写しの地図しかなく、こんな日にまた一人かと思うと気が萎えた。
往路を3分ほど下った所でにぎやかな団体。「四阿山には行かれるんですか?」「行きまっせ」「行きましょ、行きましょ」と威勢がいい。女性から誘われ断れない。何より元気を貰い「お先に」と火口に沿って連なる巨岩の間を抜けて鞍部は広々とした笹原。ここからシラビソ林の急勾配を登り返すと分岐、木の階段を経て山頂に着いた。間もなく先程の団体も到着し、お礼を言う。
下山は、この人達と同ペースになり中四阿を越えた辺りで根子岳が姿を現す。そして四阿山、ツツジの群落も……眼下は青々とした牧場、レタス畑と景色が広がり最高のご褒美になった。登山口の売店で皆、思い思いに高原の牛乳、ソフトクリームを注文。「京都ゼニーツ」の皆さん、おかげ様で楽しい山行ができ本当にありがとう。
 
   
   
   
   
アズマギク ベニバナイチヤクソウ ハクサンチドリ
 
平成23年  7月16日(土)〜17日(日)
唐松岳(2696m)〜五竜岳(2814m)単独登山
 
<1日目>
八方池山荘〜八方池〜丸山ケルン〜唐松岳頂上山荘(泊)〜唐松岳往復
 
5日前になって蓮華温泉への林道は通行止めと知る。ここを基点に白馬、朝日岳を周回する計画は頓挫し、唐松〜五竜の縦走に変更した。
11時過ぎゴンドラ、リフトを乗り継いで八方池山荘。白馬三山は霞んで望めなかった。八方池辺りまでは観光客が多く、その中に混ざり花を愛でながら登って行くと水色の涼しげな花、しゃがみ込み撮っていたら名を聞かれる(ミヤマムラサキ、帰り調べる)。初めて見る花に馴染みの花まで豊富にあり、上ノ樺ではシラネアオイが群落し思わぬ光景に感動した。先月に八間山で見ているが何度でも飽きない。
丸山ケルンからの大迫力で迫る不帰ノ嶮(かえらずのけん)は見れないまま、やがて山荘に着いた。今日は夕日も無理だろう。
 
   
   
ワタスゲ イワシモツケ ミヤマムラサキ
ヨツバシオガマ イブキジャコウソウ クルマユリ
オオサクラソウ シラネアオイ チングルマ
ナナカマド タカネイブキボウフウ コマクサ
 
<2日目>
唐松岳頂上山荘〜牛首〜最低鞍部〜五竜山荘〜五竜岳往復〜白岳(2541m)〜西遠見山(2268m)〜大遠見山(2106m)〜中遠見山(2037m)〜小遠見山(2007m)〜地蔵ノ頭〜アルプス平駅
 
青白く澄み切った空と雲海にたたずむ剱岳は神々しく、眠気が吹っ飛んだ。コーヒーで一服したい気分も長丁場を考え早々に山荘を出る。
牛首クサリ場を慎重に下ると、アップダウンがある稜線歩きで五竜山荘は7時20分着。「本当に1時間で登れるのか」これまで五竜岳に向かって南下してきたが、仰ぎ見る山容は迫力を増し倍近くかかりそうに思える。
ザックをデポし、ナッツとボトルだけでゆっくりと歩き出す。上部の岩場は気合いを入れてよじ登るが、しかし蒸し暑い。急峻な八峰キレットが見えるところまで来たら山頂はすぐそこ。双耳峰の鹿島槍に槍ヶ岳、富士山、北アルプスの山々を眺めてのお茶が美味い。
下山ルートの遠見尾根は、かなり長い。西に大、中、小と四つもの遠見山を下っていく。暑さで食欲はなくなり喉ばかりが渇き、出発前のおにぎり、パンはまだザックの中。休む回数は増えていくが予定の3時までには行けそう。何とか着いた山野草園はコンクリート道。僅かな距離であっても一歩一歩が疲れた足にこたえ、やっとこさアルプス平。ここまで10時間近くを費やし、ゴンドラに乗った時には明日の白馬大池行きは頭から消えていた。
 
 
   
   
   
   
   
   
   
<五竜アルプス山野草園>
 
白いコマクサ 青いケシの花 プリムラヴィアリー
 
平成23年 10月 8日(土)〜10日(月・祝)
東北秋の旅・栗駒山(1627m)登山
同行者 お袋、上田、東(栗駒山登山は児玉夫妻同行)
 
<1日目>
金沢西IC〜猪苗代磐梯高原IC〜磐梯吾妻スカイライン〜福島飯坂IC〜一関IC〜厳美渓〜矢びつ温泉・瑞泉閣(泊)
 
錦絵の絨毯を敷いたような栗駒山の写真を見たのは一年前、あまりの綺麗さに一人じゃもったいない。お袋らの目の黒いうち、達者なうちに何としても連れて行きたかった。東北の秋山、天候は急変しやすく風雨になれば真冬並み。低体温症はゴメンだ。山の三種の神器(雨具、水、ヘッドランプ)はもちろんのことツェルトからホッカイロまで40リットルのザックは満杯になる。幸いにも3連休は晴れの予報、そして紅葉情報もまずまず――。
初日は磐梯高原インターからスカイラインへ高度を上げるに連れ紅葉は鮮やかさを増す。浄土平の湿原遊歩道から一切経山の登山道を少し登った所で昼食にする。時折吹く冷たい風も、あたたかいスープを飲めば心地いい。
厳美渓には空飛ぶだんご≠ェある。渓谷の対岸からロープを伝ってだんご、お茶の入った籠がスルスルと降りてくるのだ。売り切れで販売は終わっていたが、お茶、お菓子のサービスがあった。土産店でひとつ買って食べるとなめらかで美味しい。
 
     
     
<2日目>
須川高原温泉登山口〜名残ヶ原〜苔花平〜昭和湖〜天狗平〜栗駒山(1627m)〜天狗平〜岩頭〜天馬尾根〜秣岳(1424m)〜秣岳登山口〜須川湖〜須川高原温泉〜矢びつ温泉・瑞泉閣(泊)
 
須川温泉は7時前に着くが予想より多くの車が止まっていた。遅れていた紅葉も、この辺りまで見頃を迎えている。ビジターセンターで待つ児玉夫妻と合流し大日岩の横から登り始め、朝陽さす名残ヶ原を過ぎると苔花平・黄葉にススキまでが輝き美しい。
昭和湖で朝食を済ませ、高ぶる気持ちを抑えゆっくりと天狗平へ登る。ここからが一番見せたかった場所、まさに赤系の錦絵の絨毯だ。天狗平からの稜線は、この紅葉を見下ろす。いわかがみ平の斜面も真っ赤に燃え上がるよう素晴らしい。心配したガスも風もない穏やかな日、自然がつくり出す秋の彩色に見とれるばかり。
山頂を折り返し岩頭から望む竜泉ヶ原の景色も何とも言えず、ため息がもれる。ぬかるみ滑りやすい坂道を40分程かけて下り振り向けば、これまた絶景。あちこちの紅葉を見てきた東叔母さん「こんな紅葉初めてやわ。スッバラシイわぁ」僕とて同じ、いや栗駒に登った者、皆そう思うだろう。
天馬尾根は、これまでと雰囲気が変わり黄金色の草原に四つの小ピークがアクセントになる絶妙な風景。遠くに見えていた秣岳(まぐさたけ)も2時過ぎに着いた。後は樹林の中を下り県道、笑いあり、歓声あり、転びもしたが無事下山。皆で須川湖まで歩いた(その後、僕と児玉さん二人で車を取りに行く)。
遠路やってきて紅葉の最盛期、高齢者揃いで山頂から天馬尾根を歩けるのは、まれなこと。中央コース往復か最悪は昭和湖までだった。鳥海山までは望めなかったが花の名山でもある栗駒こそ日本一の山%喧kは名湯も多い。3年前の岩手・宮城内陸地震、今年3月の東日本大震災から必ず復興する。須川の温泉に浸かり確信した。
 
   
   
   
   
 
   
 
   
 
 
   
   
<3日目>
矢びつ温泉・瑞泉閣〜毛越寺〜中尊寺〜一関IC〜村田IC〜蔵王エコーライン〜蔵王・お釜〜道の駅・いいで〜中条IC〜金沢西IC
 
毛越寺から中尊寺へ(中尊寺=昨春、観光済みの叔母は駐車場で待つ)。お袋と二人、肩を並べ観光するのは少しこそばゆい気分だが自慢の母、昨日の疲れもどこへやらヒョイヒョイと観光客を追い越して行く。
「道の駅・いいで」の農産物コーナーでは「まがりまめ、おいしいよ!」、ポップ字で書かれた豊水なしの札を縦に読む。天然ボケっぷりは益々冴えるがこれでいいんだ。皆の笑う顔を見たら来年どころか4人足して300才まで登山できそうな気がした。
 
   
   
平成23年 10月23日(日)
鈴ヶ岳(1174m)単独登山
 
大杉登山口〜出作り小屋〜ブナ尾根〜鈴ヶ岳〜大杉登山口
 
今夏、山田さんが大杉谷に別荘を建てた。お風呂もある立派な小屋で前日(22日)宿泊し鈴ヶ岳に登ることにした。
登山口まで送ってもらい迎えは12時とする。小雨の中、沢を越えてスギ林を登ると出作り小屋。登山道の落ち葉がカエデからすぐにブナに変わって急坂となるがナメコを探しつつ山頂は10時8分着。雨上がりのさわやかな風と晩秋の景色をひとり満喫!
出作り小屋に戻ると10数名の薪割りに来た人が、きのこ汁を囲んでおり「一杯、食べて行け」と親切だ。お礼をして登山口に下りると同時に迎えの車、グッドタイミング!
 
平成23年 11月13日(日)
猪臥山(1519m)登山
同行者 ふる里山歩きの会 参加=12人
 
飛騨清見インターから卯の花街道に入り、猪臥山(いぶしやま)トンネル手前の登山口から時計回りに一周。アップダウンは多いが落ち葉の登山道は歩きやすく登り3時間、下り2時間30分と晩秋の山歩き。
 
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